輪島の漆職人赤木明登さんの
個展初日が終わったお疲れさま会に
カミーたちとお誘い頂きました。
◆記念の展覧会
友人のギャラリーは今年30年を迎え
その長い年月には「楽しかった事」
また「やりがい」も沢山あったけれど
苦労も沢山にあったと語ってくれました。
◆心を交わす場
お店の名前TABLE GALLERYには
少し頑張って手に入れた道具達が
普段のテーブルを楽しくしてくれる
そんな道具を集めたい想いがあるとの事。
そしてずっと温めてきたもう一つの想いは
「作り手」と「使い手」お互いの顔が見える
交流の機会をこのお店に設けること。
今回その初めての「かたち」として
赤木さんのお弟子さんが打つ新蕎麦と
お茶を振る舞う場を設けたと言います。
◆「のりしろ」
「作り手」と「使い手」が「想い」を交わし
「道具」の向こうにお互いの顔が見えて
それぞれに「もったいない」の心が生まれる。
そしてその「のりしろ」になる事が
「伝え手」の仕事だと思います。
赤木さんの元に8人のお弟子さんが居ます。
でも養うだけの仕事が少なくなったから
お弟子さんを多く持つことが出来ない職人が
増えているのも現状ですと語ってくれました。
新蕎麦やむぐらの宿の根来椀 蕪村