猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 ぬりもの

赤木さんの塗り物

 1997年に日々普通に使える漆塗り。
「僕はものを丈夫にするため
  使いやすくするために漆を塗ります。」
◆山使い椀の職人
 文化の日。カミー夫婦と共に
友人のお店TABLE GALLERYで開かれる
私達がいつも山で使っている漆椀の職人
赤木明登さんの個展にお邪魔しました。

◆新しい仕事
 「いままで模様のない器ばかり作ってきました。
  でも、別に模様が嫌いなわけではありません。

  器に少しくらいは模様があったりすると
  日々、楽しいなと思うのですが
  どんな模様をそこに入れるのかで
  いつもフリーズしてしまうのです。

  模様を入れることの必然性みたいなことを
  ついつい考えてしまうから。
                    
  それでもそれでも「きゅん」と
  欲しくなってしまう模様。
  もう、とにかく始めてみるしかありません。」

◆顔の見える道具
 私は職人さんの顔の見える道具達と
これからも付き合って行きたいなぁ。

そして今回も職人たちの手による
良い道具とのご縁を頂きました。

 有り難い事です。       
    秋しのびよる金箔をおくごとく   千代田葛彦