猿板

遊山黒子衆SARUの記録

木曽遊山2011秋 神の山へ

御嶽さま

 木曽のナァー 中乗りさん
 木曽の御嶽 ナンチャラホイ
 夏でも寒い ヨイヨイヨイ
◆日本晴れ
 先月台風により断念した私達を
山の神様は哀れに思ってくれたのか
御嶽を目指す朝は雲ひとつ無い晴天でした。

◆信仰の道
 この季節の駒ちゃんお勧めコースは
御嶽山7合目の田ノ原コース。

標高2,180mから始まる登山道は
森林の最前線ダケカンバ・樅帯から始まり
森林限界を超え頂上剣ヶ峰まで続く
約3,500mの真っ直ぐな道を登ります。

                 
◆河童リタイヤ
 実はこの日足の故障を抱えた私は
8合目半で歩行限界点を迎えました(涙々)

これも神様の戒めと受け止め
仲間を見送りここまで頑張った自分に
一人で乾杯しました(苦笑)

 tochiko情けない亭主にかわって頂上レポ頼むよ〜 m(_ _)m
◆ひとり帰る道で
 よく寝ましたよ。さあ帰るか!
でも痛い足でゆっくり下ったお陰で
色んな風景が目に留まりました。

木曽の山中で火を噴いたこの山は
災害と共に広い高原を生み出し
そこに暮らす人に多くの恵みをもたらせ
人々はこの山を神と崇めた。

 「神なのに悪戯もする」
      「災害と向き合って、恵みをうけとる」

それはどこにも逃げることの出来ない
世界有数の災害がある島国で生きて来た
先人が培った知恵なのかも知れませんね。
   みんな風呂にゆきてひとりの十三夜  五所平之助