猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き 蝉時雨 

夏の空

超大型台風が不気味に近づく三連休の中日。
「雨も降りそうなし
 日帰りで避暑に行くか。」

予定していた一泊山行が
急きょ日帰りに変更となりました。


☆夏はじまる 
 街に居ると焼け付くような陽射だって
森の中では頼もしく感じる明るい光。
 
 ここにはいつも寄っかかって休んでいる
大きなミズキがあります。

毎年ハルゼミの抜け殻が止まっているんだけどな・・・
今年もありました!

       小さい枝にしっかりとつかまって可愛い♪
       



☆蝉時雨 

 時折太陽が差し込むナロに聞こえるのは
ハルゼミとヒグラシの蝉時雨。


 カナカナカナ・・・・


 林床に響く声は
涼感や物悲しさを感じさせますが心地良い響き。

何をするわけでもなく
マットを敷いて寝っ転がる。

  緑が濃くなってきたなぁ〜。

大地にめり込む感覚で
いつの間にかうとうととしてしまう。

日頃の疲れもよけいな考え事も
なにもかも消してくれるような深い懐。

 雨がぱらぱらと落ちてきました。
次に来るのは
このムラサキシキブも咲く頃かな。
  閑さや岩にしみ入る蟬の声  芭蕉