猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな休日 梅雨明け空の下で

夏の雲

「昔、ここら辺りは
 全部が田んぼじゃった・・・。」

散歩を終えようとしていた私たちに
貴重な植物や昆虫の話をしてくださったのは
黒沢湿原の案内人の方でした。
☆水辺に生きる植物たち
 傍を通っても
見過ごしてしまった小さな植物たち
「そこに咲いているから」と
傍に近寄ってみると・・・。
県内でも珍しいという植物がありました。
  タチカモメヅル
不思議な紫色の花
蔓は器用にアシに巻きついていました。

「朝来ても花は見えんよ」
そう教えてもらったヒツジグサ
  ヒツジグサ
羊の時刻に咲くから・・。
その名の通り午後二時を過ぎて
ようやく花に出会うことができました。

☆水辺に生きる昆虫たち
「ここはトンボもよーけおる」
 ハラビロトンボ

小さな水たまりの傍で
肉眼でやっと捉えられるほどの小さなイトトンボ
  ネジバナ
ネジバナの傍で舞っていました。


いよいよ夏本番。
ネムノキも花じまいですね。

                             梅雨明けや深き木の香も日の匂  林翔