猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 遊びのこと

2011山桜

>俳句なら何でもいいのかね。
>和風コスプレにみえますわ。
 「通りすがり」と名乗る方から
こんなコメントを頂きましたが
私は「そのとおりです」と答えたい。
◆豊かさのこと
 敗戦以降日本の「豊かさ」の基準は
「お金」に変わった様に思います。

◆俳句のこと
 たとえば江戸時代の人に言わせれば
お金をかけないと遊べないのは野暮な事で
じゃあお金をかけない遊びと問われたら
「俳句」だと答えたと思います。

「言葉」はお金をかけず誰でも遊べる道具。
そんな仲間が集まり言葉で遊ぶことで
「心の豊かさ」を得ていた様に思います。

◆猿板のこと
 私の山行や日常のお手本は「物見遊山」
江戸時代に生まれた世界初の庶民のoutdoor。
その心は自然、四季をありのまま楽しむ事。
きっと小梨心で俳句も楽しんだのだと思います。

そんな日本庶民の遊び心を忘れないように
休日や日常で心が動いた事の記録に
私の心の赴くままに俳句を添えています。

俳句であれば何でもいいかもしれません。
でもそれは四国の山猿の遊びなので
作者も笑ってくれると思っています。

私は和風コスプレを楽しんでいるかもしれないけれど
猿板は「文学」とはほど遠い「個人の日記」でしかないので
真の日本人であるだろう通りすがりさん
どうぞお気になさらないでくださいね。

           形見とて何か残さん 春は花夏ほととぎす 秋はもみぢ葉  良寛