猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏花巡礼「猟師の聖地」 後編

カタクリの花

 さらに深く山に分け入る猟師Kさん。
四国では珍しいカタクリが咲く道に
荷を置いてここから道を外し下ると言う。
◆再び道を外すこと
 外れているから野生で居られる
「こんなく知れたら終わりよ。」
と豪快に笑う猟師Kさん。
今まで山の変化を見てきた私も同感です。

◆猟師の目のこと
 足場の悪い急斜面の全てに
神経を張り巡らせすすむ猟師。

マムシグサやスミレたち
山の植生が変化するその境に

「おった、おった!!」
これから蕾を開こうとする
クマガイソウの群生が現れました。

◆人知れず咲くこと
「こりゃ〜大したもんじゃ!!」
更にその先には高価な値で売買されるため
今では山野で殆ど見かけなくなった
シコクカッコウソウが群で咲き

この日花に会うことが出来ませんでしたが
エビネランもここには生きています。
「こりゃ〜、来て良かったのう(笑)」

◆口福に浸ること
 満足をくれた山に腰おろし
今日のお昼は頑張ろう東北
岩手県地ビールで乾杯!!

ガソリンバーナーに火を熾し
あてを温め豪快に酒をあおる。
「河童ちゃん。次はどこに行くぜぇ?」
 格好いいなぁ〜♪

                               紫の淡しと言はず蘭の花  後藤夜半