猿板

遊山黒子衆SARUの記録

まゆ太が来た遊山 前編

松山道

「河童さん、こんにちは・・
 ・・昨日から香川県に来ております。
 東もしくは西明石山に行こうかと考えてますが
 アケボノツツジはまだはやいですかね?・・
 お休み中でしょうから、お返事無理しないでくださいね。」
◆「おきゃく」が始まる
 このblogで繋がった関東ブロガー
まゆ太さんの嬉しいメールをもらって
予定していた和宏花巡礼の行き先は
もちろん変更になりました(キッパリ!!

◆産業遺跡の山へ
 まゆちゃんご希望の「西赤石山」は
江戸時代から世界最大量の銅を産出し
昭和48年の閉鎖までその最盛期には
1万人が暮らした産業遺跡で知られています。

人が去る時に建物は撤去されましたが
その石積たちに人の営みが残り

劇場跡の長い石段や迎賓館の煉瓦が
かつての繁栄を今に伝えてくれます。

◆馬酔木咲く峠道
 銅の精錬による煙害で一度失われた森が
いま自然の力によって回復する風景を辿る。

そんな人の自然への関わりが体験できるのが
この山の大きな魅力だと思っています。

明治から昭和を結んだ「銅山越」の峠に登れば
今回目指す西赤石山が私達の前に現れます。

                     百済観音背高におはし花あしび  鈴鹿野風呂