猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏花巡礼2011「桜」 心が集う

心集う

「見ごろは例年4月上旬です。
 期間中地元の人たちが売店を出していますので
 うどん、おでんなどの軽食のほか、
 名物の桜ゼリー、手作り饅頭、
 特産のブンタンなどを販売しています。」
               仁淀川町HPより=
◆利便性って?
 最近山でもよく見かけるコンビニ弁当。
確かに便利で私も時々利用していますが
そこに何だか寂しいものを感じます。

◆地の心
 この見事な桜も林道も登山道だって
地元の方々のお陰で私達は楽しむ事が出来る。
たとえば私達がしくじって遭難なんかしたら
中心になるのはやっぱり地元の力と経験です。

今では街のものが中心となった
年に一度の村のお祭だからこそ
一生懸命支えて下さる地元の方々に
街で得たものを分かち合いたい。

◆心寄せる
 今年の野宴は中越家の敷地を借りて囲みました。
主役はもちろん地元の方々が構えて下さったもの。

 奈良時代の貴族の行事が起源と言われる
花を愛でて春の訪れを寿ぐ日本のお花見は
花だけでなく宴を催し人と人を結んだ。

今年も桜の元に笑顔が集うことが出来ました。
日本人は桜の元に集い心を交わす。
私はこの桜達と共に生きる人たちに
「今年もありがとうございます」と伝えたい。

                            さえずりをこぼさじと抱く大樹かな  星野立子