白髪分岐〜カヤハゲと進み
澄んだ秋の空にどっしりと聳える
標高1,893m の三嶺に取り付きました。
◆秋色に染まる
昔から女神様として信仰され
西日本一美しいと言われる山の頂は
ツツジたちが秋に染めていました。
◆歓声上がる
「綺麗やねぇ〜!」「来て良かったぁ!!」
ちょうどお昼時に到着した頂は
沢山の日帰りの登山客で賑わっていました。
そんな歓声に包まれた狭い頂には
大きな荷物を持つ我々はお邪魔なので
この場所を早々に退散する事にしました(笑)
◆天を彩る
国の天然記念物に指定される
三嶺のミヤマクマザサとコメツツジ群落。
この厳し条件に根を張り生きる小さな木も
紅葉の時期を迎えようとしていました。
この緑の笹の海に浮かぶ赤い群生は
天空の珊瑚礁と称される四国の山岳風景です。
(でもその盛りはもう少し先のようです)
◆女神の庭に
笹に覆われた三つの峰の広い頂を持つ三嶺。
今日は風も穏やかでテント泊には好条件のようです。
その女神の庭の池を見下ろす稜線に
今宵の庵を置くことにしました。
青空に指で字をかく秋の暮 一茶