猿板

遊山黒子衆SARUの記録

森の書斎で 涼しい処

韮生米

 稲穂が金色に染まり始め
アキアカネ舞う奥物部の棚田は
秋の色に染まり始めました。
◆避暑に行く
 史上最強の太平洋高気圧に覆われ
標高の低い四国の山の稜線は 
日中は殺人的な暑さとなり
とても歩く気にはなれません。

◆森の書斎で
 そんな真夏の稜線を避け
森でこの日記を書いています。
ここは街の蒸し暑さを忘れさせる
涼しく心地よい空気が包んでくれます。

 ではなぜ森は涼しいのか?
それは植物が水を吸い上げる
その仕組みに理由があります。
                  
◆涼しい理由
 植物は葉に日光を受け光合成を行い
日光で暖められた葉の水分が蒸発し
植物内に生じた気圧差で水を吸い上げる。

その蒸発により気化熱を奪い
周りの空気を冷やしてくれる。
森の中が涼しい理由はここにあります。

◆暑い理由
 それは街でも同じ事で
人口物が作る日陰よりも
公園などの木陰が涼しいのは
その木が生きているお陰。
       <120年記念:匠エビス>    
生け垣や朝顔・葡萄などの蔓の棚etc・・・
緑が少なくなった街が暖かくなるもの
仕方ない事なのかもしれませんね。

                          世の中は稲刈る頃か草の庵  芭蕉