猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏花遊山涼風献上 頂でのこと

四国カルストへ

 猛暑日が続く街を逃れ
和宏さんたちと四国カルスト
夏の花と涼を求めて訪れました。
◆天狗さまの風
「いや〜、涼しいねぇ!!」
私たちを最初に迎えてくれたのは
アキアカネ舞う高原を抜ける涼風でした。

◆牛たちのお花畑
 四国カルスト夏の彩りは
緑の高原を鮮やかな黄色に染める
「ハンカイソウ」の大群生です。

四国の山間でよく見かける花ですが
牛が食べないので競争もなく
この規模までなったようです。
のびのび咲く姿は夏空に似合います。

◆猟師の目
「咲いちゅう。咲いちゅう。」

猟師Kさんと歯医者さんコンビの
長年山に通い養った目は
確実に変化を捉えて行きます。

茅と笹の草むらに隠れる様に咲く
いまでは希少種となってしまった
「カキラン」の群生を見つけました。

◆花が笑う
「採って帰るもんがおるがよ・・。」
この広大な草原には
かつて沢山の花がありました。
  「ヒメユリ」
後の人にもこの感動を残すという。
豊かな想像力を持って頂きたいと願います。
       「ササユリ」  
でも高原の涼風に身を揺らせる花達は
ほんと気持ちよさそうだなぁ〜(笑)

                     起ち上る風の百合あり草の中   松本たかし