猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏さんの祭便り 絵金祭り

赤岡海岸

 7月18日土佐の港町赤岡へ
幕末の浮世絵師「絵師金蔵」通称「絵金」の
芝居絵を見る「絵金祭り」に行ってきました。
◆港町の祭り
 夕刻次第に空模様が怪しくなり
赤岡漁港に車を停めて
北にある商店街まで行く途中
ついに小雨が降り始めました。

 芝居絵のお披露目は夕方7時から9時まで。
芝居絵は劣化が進みフラッシュは厳禁。

また傘をさした人だかりで
よいポジションで撮るのは大変ですが
有り難いことにデジカメは感度アップで
なんとか明るく撮ることが出来ました。

◆夏の祭り
 やがて雨も本降りになり
町の小さな傘屋さんは傘が飛ぶように売れ
思わぬ商売になったみたいです。

また浴衣を着ておじいちゃんに連れられ
手には光る風車を持つ女の子が
とても愛らしかったので撮らせていただきました。

この芝居絵がこの子らが成長する頃までも
町の宝として守られますように。

◆灯の祭り
 絵金祭りは7月第三土曜、日曜ですが
7月14日15日は須留田八幡宮の宵宮で
町の灯を落とし蝋燭だけの明かりで見られるそうです。

 血の赤い色、おどろおどろしい芝居絵を
来年もじっくりと見てみたいものです。
 <絵金祭りHPより>
    ふるさとの波音高き祭かな  鈴木真砂女