猿板

遊山黒子衆SARUの記録

梅雨の終わりの神隠し 空で結ぶ

極上の時

「 お疲れ様! ありがとう!! 」
ここまで冷やして持ち上げた
YEBISUで互いを称え合う一時。
◆辿り着いたこと
 未だ残る寒気の影響で
相変わらず不安定な空模様でしたが
どうやら雷の心配はなさそうです。
 さあ、テント張って宴会、宴会!!

◆女神の庭のこと
 三嶺は女神様の山。
広大な笹原にコメツツジが点在し
手鏡の様に天を映す池を配する造形は
女神らしいのセンスだと思います。

それはここへ来た者への褒美であり
決してお金で買うことが出来ない
贅沢だと思います。

◆天辺で盃を交わすこと
「かんぱ〜いっ!!
          いらっしゃーい!!」
大阪から18時間かけた来てくれた。

誰もいないテン場で口福を囲み
肩組んで遠慮なく笑い語り合う。

そしてこの風景を独り占めできる事。
これこそ四国ならではの贅沢だと思います。

◆迎えられたこと
 大騒ぎする我々を抱きしめる
雲に姿を変えた天の水が動き
この日だけの一期一会が始まります。

この音のない荘厳な女神の時は
新しい仲間の訪問を祝っている
 この時確かに私はそう感じました。

                       暗くなるまで夕焼を見てゐたり  仁平勝