猿板

遊山黒子衆SARUの記録

梅雨の終わりの神隠し 水の森へ

梅雨の終わりに

 通い続けたSARUの世界
旧物部村「奥物部の森」に
blogで繋がったkatsu13を神隠し。
◆雲を纏う
 土佐はクマゼミが鳴き始め
梅雨の終わりを告げ
物部の山は北に去ろうとする
前線の雲を止めていました。

◆水を纏う
 梅雨の終わりの大雨が去り
沢に集まった水は林道に溢れ
私たちを飛沫と霧で覆います。

しかし街で不快な湿気も
ここでは気持ちよく感じ
木霊の声まで聞こえる気がします。

◆花を纏う
 森の花は夏となり
清楚なヤマアジサイが林道に咲き
夏椿ヒメシャラの落花は
林道に咲いている様に見えました。

そんな水が織りなす梅雨最後の変化の中に
一期一会を求めて分け入りました。

               地に落ちて沙羅はいよいよ白き花  山口草堂