猿板

遊山黒子衆SARUの記録

かわずの四方山話 ある日の遊山

大川山

香川と徳島の県境
阿讃山脈
香川県第二の高峰・大川山(だいせんざん)
ちょうど芽吹きの季節
いい山歩きでした

整備された登山道は歩きやすいが
彼女には木で作られた階段が少し歩きづらそう・・・

快晴の下
時折吹く風が気持ちよく
山歩きが初めての彼女も
新緑の山の空気を肌で感じているようでした。
「なんか、空気が甘いような気がするね」
『新緑の木の香りかな?土のにおいかな?』

『ほら、あの枝にたくさんの新芽が芽吹いてるよ』
「・・・ぅん、そうやね」

思わず、指差して気がつきました。
彼女は、全盲に近い強度の弱視
けれど、彼女には見えていたようです。

本当にいい山歩きでした。
ありがとう。
『また、山へ行こうね』
「うん!また行きたい!」