猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏花巡礼2010「カタクリ」 遊ぶこと

おじろ角物店:角物

 禅の考えで「遊ぶ」とは
物事を切り捨てないが
物事に拘らない心だと言う。
 先日買った竹の角物持って(笑)
もののあわれ
 人がいくら関わろうとも
変わらぬ自然の摂理に対して
人の想いは無用なのかもしれませんね。

◆口福のこと
 和宏さんが手作りに拘る口福は
たとえ荷が重くなりペースが落ちようとも
食の楽しみを切り捨てたくない心。

それは何を犠牲にするかの違いで
たとえレトルト食品だって
利用することで楽しみが増せば
決して否定するものではありません。

私達はこのスタイルが一番好きなだけ
楽しければ何だって良いんです。
それが「遊び」だと思っています。

◆見送られること
 力みもためらいもなく自然は流れ
季節は巡り若葉が芽吹き春に移ろう。

私達は人が観た瞬間に拘ることなく
その場その時の「一期一会」を求め
来年もこの森に足を運ぶと思います。

                         芽ぶかんとするしづけさの枝のさき  長谷川素逝