猿板

遊山黒子衆SARUの記録

和宏花巡礼2010「阿波の桜」 こころ咲く

こころ咲く

 帰りに立ち寄った貞光町の銘木
樹齢約400年樹高約20mの江戸彼岸桜は
徳島県指定天然記念物となっています。
◆里人の桜
 山間の里人と共に生きてきた桜は
三本に分かれた幹が天に向かって枝を広げ
正に木霊が宿る古木の風格でした。

◆桜という花
 桜はバラ科サクラ属の植物のうち
ウメ、モモ、アンズなどを除いた総称。
一般にはサクラ亜属に属するものを指し
日本で最も知られている花の一つである。

「サクラ」の名称の由来は「咲く」に
複数を意味する「ら」を加えたものとされる。
        『ウィキペディアWikipedia)』

◆桜の国
 桜は日本で最も馴染み深い花で
一般的に国花の一つとされています。

また愛されるが故品種改良がすすみ
現在600種以上が自生すると言われる
正に日本という島国は桜の国。

◆桜巡礼
 私はblogを始める数年前
和宏さんに連れられ桜を眺めて
その魅力に憑かれた様に思います。

若い頃はなにげに眺めていた桜。
この身近な花に改めて美しさを感じたのは
齢を重ね見えてきた風景なのでしょう。

それは先人から続く遺伝子と言う記憶。
古くから歌に詠まれ画材となり
日本文化に花を添えてきた主役は桜。
そんな心を追う私の遊山はこれからも続きます。
     光陰のやがて淡墨桜かな   岸田稚魚