猿板

遊山黒子衆SARUの記録

鷲尾山へ登ること 警報が出る

tochikoを追って

 2月27日3時34分に発生した
チリでの大地震による津波警報を聞き
避難を兼ねて鷲尾山に登ることしました。
◆tochikoを追って
 母親や家族の安全を確認し
登山口となる筆山山頂駐車場に車を上げ
先行するtochikoを追って歩き始めました。

◆春訪れる
 香川から帰る途中で聞いた警報。
携帯電話での連絡でtochikoはすでに
最後の登りにかかっている事を確認し
心が軽くなり風景も見える様になりました。

太平洋と高知市を隔てる
南嶺の山並みに続く庶民の山には
可愛い花たちが春を告げていました。

◆小春日和
 筆山を越え皿が峰から望む高知港は
春の陽気の平穏な海面を見せています。

南嶺への最後の登りへ向かう里山の道は
海の向こうの大きな悲しみが嘘の様な
心地よい日差しが射し込んでいました。

◆日陰にも春
 稜線に向かう葛籠折れは
暗い植林を登る道になります。

その寂しげな風景の中にあっても
日陰を好むアオキ達が
春の訪れを告げてくれました。
   青木咲きしづかに妻の日曜日  大屋達治