猿板

遊山黒子衆SARUの記録

フスベヨリ谷2009 −静−

表紙 フスベへ

 太平洋と大陸のプレートが激突し
隆起と崩壊を繰り返し生まれた峰々に
世界有数の降雪降雨による浸食が
複雑な地形を刻む生きている島国日本。
◆最前線の島
 「南海トラフ」が大陸に沈み込む
その隆起の最前線である四国は
短い距離で駆け上がる山が海岸に迫る
急峻な地形を持っています。
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◆水の国
 標高2,000mに近い四国山地
太平洋に向かって東西に張る尾根は
南海からの雲をまともに受けとめる
高知県は全国屈指の降水量があり

その豊富な降雨は「四万十川」など
多くの河川と豊かな植生を育み
水量豊かな沢はブナ・サワグルミ・栃などの
自然林に覆われた緑のトンネルになっています。

◆変幻自在
 急峻に下る沢は
自然の強大な力を感じる
滝、淵、ゴルジェなどが連続する。

半日程度のショートコースでも
風景の変化を存分に楽しむ事ができます。
 <森に眠る熊の大岩>
◆静寂の時
 そして何と言っても入渓者が少ない。
私達は今まで四国の沢で動物以外
人に出会ったことがありません。

 変幻自在、静寂の世界
三嶺より生まれ出流フスベヨリ谷へ
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