猿板

遊山黒子衆SARUの記録

tochikoな山歩き つつまれて

包まれる

 日暮れだけ待つ山行は
ゆっくりと暗闇に包まれる
そんな静かな一時でした。
☆夜に
 時々持ち歩いている本を
木々に囲まれページをめくる。
流れていくのんびりした時間を
久しぶりに楽しめた気がします。
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小さな沢を取り巻くナロには
アサガラ 栃 サワグルミ ミズキ など
水辺を好む樹木が多く
どれもずっと人間が関わってきたもの。
 【 栃 】
実はこの平坦地はかつては大きな池だったと
地元の方に聞いたことがあります。
 【 沢胡桃 】
 一人影絵〜♪
なんて遊んでいたら
ハタハタと一匹の来訪者。
「ウスバカゲロウ」でした。

あまりにも幼虫の印象が強すぎて
成虫の姿に出会う事は少なくなりました。
名前のようになんと柔らかな羽。
幼虫では5〜6年成虫になると
二週間の命だそうです。

☆朝に
 いつもの沢で水を頂きました。

木曽で頂いた「霧しなそば」
河童はざる、私はかけで (嬉々

 今年は蛍に会えなかったけど
人の温かさと祭りの賑わいを思い出す
雨上がりの静かな一時を過ごし
森を後にすることが出来ました。

☆帰り道
 帰りはいつもの小さな温泉で
物部の川風に吹かれ足を伸ばす

私はやっぱり土佐のアイスクリン!(笑)だね♪
 きっと蛍は何処かで生きているから・・
 元気出せ、河童!
 秋立つや川瀬にまじる風の音  飯田蛇笏