猿板

遊山黒子衆SARUの記録

花巡礼2009「カタクリ」 中持道の事

法皇山地

 日本人が山と共に生きた
近代まで跡を今に伝える
愛媛県新居浜市旧別子村には
多様な植生も生きています。
◆靴が鳴る
 カタクリを求めた和宏花巡礼は
四国山地最北部「法皇山脈」にある
中七番の森を訪れました。
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メンバーは花巡礼の和宏さん
山猟師Kさんとご友人の歯医者さん
電脳秘書ちいと我々夫婦との6人です。

◆中持道
登山道はかつての土佐と伊予の峠
国境を越える「一ノ谷越え」です。

多くの中持衆が荷を運んだ峠道は
その役目を終え山に還ろうとしていました。

◆山の彩り
 石鎚山系と赤石山系が交わる
高山の懐にある中七番の豊かな森は
清い水と植生を生み育んでいます。

 天に向かって伸びる木々は
長い冬の眠りから目覚め
足下の山の花たちも春を歌います。

                      かたまって薄き光の菫かな 渡辺水巴
◆山の幸
 勿論、豊かな自然は
人にもお裾分けがありました(笑)
コシアブラ 
 ハリギリ