猿板

遊山黒子衆SARUの記録

不入山芽吹き09 春猿へ

黒い森へ

「いらずやま」の名は
江戸の土佐藩政時代に
入山が禁止されていた
お留め山に由来します。
◆黒い森
 別名「黒森」と呼ばれる
最後の清流生む不入山は
黒々とした森に覆われた山容が
恐れられていたと言われます。
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◆春に向かう
 深山幽谷の趣を残す
標高1,000mから頂に向かう
広葉樹林の春はこれから。

 見通しの利く森から
咲き始めたアケボノツツジの向こうに
同じ山域の四国カルスト
どっしり座っています。

◆頂から
 登山口から2時間ほどで
祠の鎮座する頂に至ります。

今日は空気が澄み渡り
南側に開けた山頂は
須崎湾から太平洋が望めます。

春風そよぐ誰もいない頂に
腰を下ろし昼を構える
それは温かく有り難い一時でした。

◆山笑う
 雪が解けた四国の山は
木々が芽吹き、花咲く春へ。

山笑う季節の変化を求め
春猿がはじまります。
 仁淀川町「ゆの森」