猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の晩酌遊山 独り遊ぶ

頂

 禅の教える「遊ぶ」とは
物事を捨てる訳でなく
物事に拘らない様を言う。
◆頂で
 SARUは「遊山」
登頂に拘らず山に遊ぶ
威張らず非難しない
持ち寄る仲間でありたい。
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穏やかな独りの頂で
2本目のビールを開けました。

◆庵から
 時を忘れる静かな頂の
居心地が良すぎた様で

テントに落ち着いたのは
陽がすっかり傾いた頃でした。

ちょうど頂に沈む落陽は
独りが惜しい荘厳な風景でした。

◆独りの口福
 夜の帳が近づく頂。
音もなく移りゆく風景に
見飽きることはありません。

 夕食に真っ白い雪を加え

湯気と口福を楽しむ独り遊び。

◆帳が降りて
 エビスが湯割りに変わる頃
酔いと共に眠気が訪れる。

 天幕の帳の外は             
星と頂と夜があるだけです。

          湯気立てゝひそかなる夜の移りゆく  清原枴堂