猿板

遊山黒子衆SARUの記録

08霊峰山納め 参道を行く

信仰の道

 木々が葉を落とし
陽が差し込み始めれば
風も自由に森を駆け巡る。
◆ブナの道
 標高1,400mの成就社から
前社ヶ森を経て1,982m石鎚山へ続く
表参道と呼ばれる山道は
稜線にほぼ忠実に進みます。
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 標高100mを下る八丁坂。
その最深鞍部に鳥居があり
ここから霊峰への登りが始まります。

◆前社ヶ森まで
 稜線の道は
ブナを中心とする巨木達が
大地に張った根で守る神の道。
小春日も手伝い心地よく進みました。

 やがて木の階段が現れ
始まる急な登りは
「試しの鎖」がかかる
岩峰「前社ヶ森(標高1592m)」に至ります。

◆顧みる
 ここにある小屋から顧みる
瓶ヶ森」は私の好きな風景です。

 林道が頂上直下まで延び
そこでは感じる事ができませんが
ここから観るどっしりした山容は
深い裾野を持つ伊予の名山です。

◆夜明峠から
 標高1652mの夜明峠
風の強いこの峠から森林を抜け
視野が一気に広がります。

 大きく迫る霊峰石鎚山
ここから核心です。
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