猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童の日々遊山 山下農園忘年会

まんまる

 「食」と言う字は
「人」の下に「良い」と書く。
そして食の最前線の一つは「農」。
◆山下農園
 30代半ばからしばしば体調を崩し
環境と体によい「食」に目覚めた山下一穂さん。
人の身体に良い野菜を作りを始めた
「山下農園」は私達の居場所の一つです。
 
◆自然の一部                        blog Rankingへ
「野菜」も元々は野草だったはず。
本来持つ野生の力を引き出せば
余分なものは必要ない。
それは農薬も化学肥料も無い
昭和以前の日本農業がその証しだと思っています。

 そして里の秋の仕事「草刈り」も
夏に生えた草を堆肥として土に返すもの。
山下農園もその伝統も踏襲し
自然の力を活かす農業を実践しています。

◆雑草という草
 植物学者でもあった昭和天皇のお言葉
「雑草と言う草はない」
それは自然には不要なものは無い
そんな意味だと思います。

 私が通う物部の森でも
人が削った林道などの堅い土には
深く根張るイネ科の草が生え
森の柔らかい土壌には
丸い葉の広く浅い根張る草が土を保っています。

 それは草達による環境の回復であり
山下さんの目指す自然の力に
通じるものだと感じています。

◆草と共に
 野菜達が他の草に負けない大きさになれば
草取りを止め生えるがままにする。
それは害虫の天敵の住処となり
また根で土を耕し水分を保ってくれる。

 そして土壌に応じて生えた草を土に返せば
そこに必要なものを補ってくれる。

 太陽の力を植物で循環させる
日本人が数千年営んできた農業は
自然と共に生きる知恵であり
今、最も必要な事かも知れませんね。