猿板

遊山黒子衆SARUの記録

普賢菩薩の山−初冬− 後編

凍てつくススキ

 風は霧氷となって姿を現し
秋の風景であるススキが
白い冬の衣を纏っていました。
◆霧氷に会う
 風と雲が生み出す霧氷。
笹の海に点在するコメツツジ
白い珊瑚礁の様に見える
今年初めての風景でした。
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◆北を望む
 矢筈山への登山道は
日当たりの良い南斜面を登り
頂について北斜面を望めます。

 稜線の風は強く
見下ろした北斜面には
一面の霧氷の花が咲いていました。

◆鹿の寝床
 お昼は風の強い稜線を避け
山腹に見つけた鹿の寝床で頂きました。
 夜行性の強い鹿は昼間
風を避けた暖かい場所で眠ります。

 気温が下がる夜間に行動し
筋肉の発熱を利用し体温を保ち
昼間は暖かい場所で眠り蓄える。
夜行性とは合理的な生き方ですね。

◆温まる
 人は湯で温まります(笑)
帰りは清流「物部川」を望む
香美市「夢の温泉」に立ち寄りました。

 サラサラしたお湯に
身体が溶けていく様な気がします。
  さぁ冬猿