冬に向かう高原にあっても
寒風の中を共に歩いた仲間との宴は
心を温めてくれました。
◆同じ道
住むところも生活も違う
地位も職業も関係なく
共に持ちより助け合う。
自然の懐ではみな平等です。
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◆山神様
利尻から屋久島までの百山踏破
その偉業を成したえいじさんは
「自慢」も「自己主張」も無く
ただ穏やかに微笑んでいました。
自然と対峙するときは
自己主張、顕示ではなく
「謙虚さ」が必要と考えます。
◆寄せ鍋
そんな自然の中では「相互扶助」
持つ者が持たぬ者に手を添える。
その「持ち寄り」「助け合い」こそ
強い武器を持たぬ猿が
厳しい自然の中を生き抜いてきた
知恵であると思います。
「心」と「笑顔」を持ち寄る。
今年の秋猿を通じても
SARUもそういう仲間であろうと
今、強く思っています。
◆返り花
「返り花」は冬の季語。
小春日和のころ草や木が
時ならず咲かせる花の事。
寒風吹く高原でのえいじさんの笑顔は
来春に再会する約束の為に咲いた
「返り花」のように思いました。
お陰で良い夢を見ることが出来そうです。
約束のごとくにふたつ 返り花 倉田紘文