猿板

遊山黒子衆SARUの記録

河童日々遊山 冬の備え

Grand-path

 三連休の最後はうどんと共に
山の何でも屋「グランパース」に
冬道具の更新を相談に行きました。
◆守ること
 発汗による冷えを防ぐアンダーウエアは
化繊か動物性繊維のシルク、ウール。
 それは改めて語るまでもなく
山登りの基本・常識ですよね。
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 今回は冬期保温の為
アンダーウエアの上に着る
中間着を慎子に選んでもらいました。

◆重ねること(layered)
 冬はラッセルなど発汗が多いものですが
低い気温に対する保温も必要になり
過剰な保温は逆に発汗を伴うため
温度調整のための「重ね着」が基本となります。

 中間着は細い化繊繊維を絡め
空気を止め熱を蓄えるフリース素材が主流で
私は風があればシェルを羽織るので
防風性は犠牲に通気性の良いものを選びます。

          
◆それぞれ違うこと
 私が主に活動する南国四国の高山は
積雪と高い気温が同時に現れることが多く
特に温度調整に慎重を要します。

 そして相手は生きた自然であり
いつも笑顔ではありません。
そこに真っ正面から向かうには
カタログデータだけでは不安です。

◆命を守ること
 私は自身を守るための
最前線となる道具の尺度は
「値段」や「軽さ」「デザイン」ではなく
「機能」そして「必要性」で選びたい。

 そして見極めるものは「経験」でしかなく
その経験に基づいたアドバイスが出来る店は
命を委ねるザイルパートナーと同じ
最重要装備であると考えます。