猿板

遊山黒子衆SARUの記録

子猿遊山08+α うどん体験

うどん王道へ

 猿板と言えば「讃岐のうどん」
本場初体験という子猿達を
うどんマスター天狗が
「讃岐のうどん王道」へご案内。
◆長田香の香
 出汁の甘みと釜揚げの塩分双方を
長年の技でバランス良く活かした
揺るぎない王道を行く讃岐の釜揚げ
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 行列が出来る有名店になっても
お遍路からはお代は取らない
その底辺に流れる「四国の心」は
全てのお店に通じるものだと思います。

◆うどん中村
 “こし”とは麺の“堅さ”を言わない。
歯を押し返すグミのような弾力を持つ
丹念に打ち込まれた美しい麺が
「澄んだ出汁」に絡む。

 他に混ざるものを感じない純粋な旨さ。
最初にうどんが美しいと思ったのは
ここ「中村」のかけでした。

讃岐うどん
 派手な看板から想像できない
素朴で飾り気のない「うどん一」
出汁も麺も突出するものはありませんが
非の打ち所もない完成度は絶品の域。

 今回は“甘味”と“塩梅”のバランス
料理人のセンスが活きる「肉うどん」
この控えめな出汁の存在が
ここに至って輝きます。

 料理の「理」は理屈の「理」
先人培ってきた技術を継ぐためには
無垢な感性を持つ子供の頃に
本物を体験すべきであると考えます。

◆大師うどん
 天狗の盟友ノブ艦長お薦めの“釜揚げ”
私も初めて食するうどんでした。

「釜揚げ=長田」のイメージがあった私は
長田の味をリセットした瞬間に箸が止まりました。

 最初、失望を感じた甘さの強いだし汁が
次第に豊潤に香りはじめる・・・。
 極めたつもりが見事に打ちのめされました。
まだまだ「讃岐のうどん」は奧が深いようです。
 恐るべし讃岐うどん!!
  【大師うどん きむら】
       香川県善通寺市善通寺町1059-3
        電話 0877-62-5610