猿板

遊山黒子衆SARUの記録

子猿秋遊山08 柞の森の中で

柞の森

 柞(ははそ)の森は母の守。
「ちちの実の 父の命 ははそ葉の 母の命」
              大伴家持

◆集うこと
 久しぶりに集まった妖怪四天王
魔王、野垂れ、天狗、私河童とtochiko
そして8名の親子達でした。
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◆天狗の日記から
 焚き火を囲み‥焚き火から離れない子どもらは、
火をつつき‥火を眺め‥たびたび暗闇に薪をとりに消えてゆく。
小学2年生の女の子は‥額に大きなこぶができているし、
みな相応に足や腕を打ったりケガをしている。

 ここでのすべてのことは‥自業自得。
 ここでしか得られない学ぶべきものがある。

 最初‥転けて泣いていた女の子が‥
いつのまにか‥何度もすべったり転げたりしながらも‥
たったひとりで‥ 森の奥へ奥へと歩んでいる。

 子どもが‥
大地の中で‥時間を過ごすことは、
俗に言う「 自然体験 」なんて一抹のもんじゃなく‥
必須欠くべからざるものである
‥と、いまさらに心中重く‥心躍るべき真実である。

 森の中では‥
あれこれと講義する必要はない。
そこに居ること‥それだけで、
子どもたちの五感は全開だ。


 海をみたことがない人に‥
講義を重ねて、海を理解させ
ることはできても、
海を広さを‥海の深さを‥海の神秘を‥
感じさせることはできない。

 子どもたちは‥
われわれの社会の一員であるが‥
われわれそのものが、
この大地‥惑星:地球の一員なのであるから‥

          【SC1703 ENDURANCE 航海日誌 より】
◆共に歩む
 飯喰っていれば大人になるが。
「学び」がなければ人にはならない。
私は教えてあげる事は何もありませんが
君たちの傍にいることは出来ます。

 小さな種が大樹になるためには
豊かな大地が必要です。
私達がその大地と君たちを結べたら

 そんなみんなの「学び」となる「体験」を
これからも共にしたいと思っています。
  また遊ぼう!!