猿板

遊山黒子衆SARUの記録

タタラ棲む森の遊山 大峰奥駈道

修験道

 千年の歴史を持つと言われる
山上ヶ岳から熊野に至る修験の道
大峰奥駈道は雲の中でした。
◆尾根に出て
 尾根で修験道に出会います。
大木の間を縫うように進む
落葉期を迎えた尾根道は
錦の絨毯に覆われていました。
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 その道を歩き出す頃になって
霧の中に小雨が交じります。

 雨粒が落ち葉を叩く音も心地よい。
ここは日本一雨が降る「背降りの国」
実は吉野大峯の雨の風景は
私の見たかった風景でした。

◆弁天の森
 山の力はその保水力に有り
この山は奥駈道のある稜線まで苔むし
森の力の大きさと深さを感じます。

 その森の力は生態系にも現れ
オオヤマレンゲ、シロヤシオなど
稜線まで植物の宝庫であり
木の子供達も大きく元気でした。
 ヌメリスギタケモドキ
 ホコリタケ
 そして人にも力を与え
深山幽谷の気が身体に満ち
足取りも軽くなった様でした。

◆弥山
 大師像、宿跡などを楽しみながら
階段が現れれば頂が近づきます。

 八経ヶ岳と対を成す「弥山」
その名は「須弥山」に由来するのか
宿坊である立派な「弥山小屋」と

天河奥宮の社が鎮座し
改めて信仰の山である事を実感します。

◆御結び
 奥宮の前でお昼にしました。
dahanさん背負いあげてくれた
奥さんの「おむすび」は美味しかった。

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大峰への想いはブログでdahanさんに結び
おむすびで奥さんとも繋がった。
想像以上のものに出会えたこの山に
季節を変えて再び訪れたいと感じた一時でした。
  いってきます。