猿板

遊山黒子衆SARUの記録

夏の終わりの三嶺 河童的山食考

寛ぎ

 非日常的な激しい運動を伴う
「登山」は装備や体力は勿論
「栄養の補給法」も大切だと考えます。
◆人も自然の一部
 明治に食育を提唱した石塚左玄さんの
「人は経験ある自然のものほど吸収しやすい」
この意味の言葉が強く印象に残り
私は山でも極力手作りを心がけています。
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 また消化吸収は時により違いがあり
それに応じ必要なものも違ってきます。
 私は摂取時期を考えず
行動を妨げた事も多々経験してきました。
 お酒も含め(爆
◆昼は「炭水化物」
 運動の最中である「お昼」は
最もエネルギーを必要とする時で
“デンプン” → “糖” → “エネルギー”と変わる
「炭水化物」を中心に摂取しています。

 私は初日昼は家で炊いたご飯を
「保温弁当箱」に詰めて持っていきます。
このコンパクトな二重構造は山で重宝し
冬でも柔らかいご飯を頂く事ができます。
 THERMOS:Hot Lunch
 保温用の外容器は食器にも使え
この日のおかずはそれを利用した
ちょっと手抜きの「詰め替えどん兵衛」。
携帯性重視と言い訳をしておきます(笑)

◆夕は「タンパク質」
 行動を終了した夜は身体を作る時。
運動で壊れた筋肉細胞や血管など
人は寝ている間に細胞を修復し。
そこで必要になるのは「タンパク質」です。

 今回の前菜は植物性タンパク質の
“枝豆”と“納豆”などでした。
大豆はビタミンDも豊富でお酒のアテに最適。
 そして今晩のメインは“青椒牛肉絲+落とし卵”

 野菜でビタミン摂取と繊維質で消化吸収を助け
寝る直前を避け明るうちに食べるのがポイントです。
因みに夜の炭水化物は“蓄え”になるので
私は下界でもご飯は食べません。
従って山の夕食は「カレーライス」や「麺類」より
「焼肉」などの方が効率が良いと考えます。

◆朝は「ビタミン」
 朝は運動の始まりですから
勿論メインは「炭水化物」です。
大盛“飯盒飯”と具沢山“味噌汁”

 そして睡眠中の回復に消費され
またこれからの発汗により奪われる
“ビタミン”を補給する「果物」を加えます。

 消化にもエネルギーは消費されます。
身体が必要なものを求める時に
効率よく摂取する事ができれば
行動を妨げる事なく
身体にも優しいと考えます。

        「体育、智育才育(教育)は即ち食育なり」  石塚左玄