猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2008夏の終わりに 風のこと 結び

稜線

 テント泊装備で来ましたが
小雨が混じる雷注意報の天候のため
今回は避難民となりました(笑)
◆おかめ岩避難小屋
 この変わった名前の由来は
遙か昔この峠を越えようとしていた
妊婦おかめさんがここ産気づき
鞍部にある岩の元で無くなった話にあります。
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 その悲しい言い伝えのある場所に
今は立派な避難小屋が建ち
登山者を守っています。

 この立派な避難小屋は
どうやら今宵は貸切の様です。

◆鞍部は風の道
 三嶺から西へ
西熊山、天狗塚と伸びる稜線の
西熊山の西肩にある
“オカメのコル”に上がりました。

標高1,630mの避難小屋を見下ろす鞍部は
相変わらずガスと風の中でした。

 眺望は効かなくても
足下では四国の稜線付近を好む
可愛い花達が迎えてくれました。

 シコクフウロ                    タカネオトギリソウ

               ウメバチソウ
◆鎮まる
 小屋から少しくだった水場で
汗を流し木綿の服に着替えれば
体が鎮まってくる様に感じます。
 夕方近く気温が落ち着き 
風が雲を運び青空も覗くようになりました。
この風で洗ったシャツも乾くでしょう。

◆寛ぎへ relax
 腰を落ち着け
ガソリンバーナーの火を熾し
飯盒飯を炊き料理を楽しむ。

 好みの曲を聴きながら
静寂の山と向かい合う
静かな四国の山ならではの
ちょっと贅沢な一時かも。
  実はこの後・・・