猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2008夏の終わりに 森のこと

カケス

 太平洋と大陸の空気が入れ替わる
秋の空は変わりやすく
不安定な天候が続きます。
◆涼風
 稜線に向かって登る我々を
風が追いかけてきます。
気温も湿度も高く汗も多く掻きますが
風が当たれば心地よく感じます。
   blog Rankingへ
◆森がつくるもの
 下界の気温は30度を超えるようで
まだ強い日差しが注いでいますが
森は木々が和らげてくれます。

 稜線近くにも湧き水があります。
森を何年も伏流し地面から湧き出す。
枯れることなくこんこんと湧く
森のつくる水の味は極上です。

◆変わるもの
 標高が変われば植生も変わり
ここにも夏の終わりを告げる花が
咲いていました。
 ヤマジノホトトギス
テンニンソウ 
 アケボノソウ
 森の働き者達も
冬の備えに忙しそうですよ。

◆Mist
 南からの湿った空気は
山が作る上昇気流に乗って霧となり
霧は木々をシルエットに変え
幻想的な風景を作ります。

 昼を過ぎる頃には
稜線は霧に覆われてしまい
私たちは雲の中へと登って行きました。
 でも・・・
 この静寂がいいなぁ(笑)