6月から沢登りシーズンに入り
渓谷で水音を聞いていると
不思議と心が和んできます。
◆ある調査のこと
山中に作られた堰堤などの人工物。
人為的に現れた滝と自然の滝との
周辺生態系を比較調査した話を
いつか聞いたことがあります。
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その結果、堰堤などの周りには
生き物の数が圧倒的に少なく
この調査結果からその学者は
堰堤が作る音が原因だと結んでいました。
◆人が作ること
人工的に作られた水の落差は
全て同じ距離となることが多く
音は波長の長い「低周波」となり
「地鳴り」と同じく不安を覚えると言います。
◆自然が作ること
一方自然の滝は流れる間に
岩角などに当たりながら落ちていくため
その音は波長の短い「高周波」となり
それを生き物は快く感じるという。
たとえば自閉症の子供への「イルカテラピー」は
イルカの発する高周波にリラックス効果があり
森の癒しもその土壌に生きる微生物が出す
聞き取れない高周波が働くと言われています。
◆癒されること
車の音、モーターの音
低い音が溢れる街。
小鳥のさえずり、虫の声
高い音に満たされる自然。
その音の違いが
そこに住む人の表情に
現れているのかもしれませんね。
Japan beauty 猿板