猿板

遊山黒子衆SARUの記録

Kさんの安芸遊山 隠れ家で

子犬

 猪犬と共に野山を駆ける「猪追い」
古より伝わる伝統的な猟の匠は
いま滅びゆく存在であるという。
◆上尾川
 Kさんが猟場とする上尾川の山々は
人工林の多い高知県では珍しい
広大な自然照葉樹林に覆われ
清流「尾川川」の源となっていました。
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 その森には多くの野生が息づき
Kさん達に豊かな恵を与えてくれます。
また野生動物による「食害」も少ないと言い
自然と人が調和している証でしょうね。

マヨイガ
 その麓にKさんが「犬小屋」と言う
猟仲間が集う「隠れ家」があります。
時に100kgを越える猪に挑む勇猛な犬たちも
しっぽを振って甘える顔は飼い犬と同じです。

 マヨイガの壁には勇ましい猟の写真が並び
その中に山や山の花のものがあるのは
Kさんの自然と共に生きる心の現れなのでしょう。

◆口福
 本当は山の上で広げるはずだった昼食
今回は里での事となりましたが
ここは深山から流れ出る「気」に満たされ
山上より気持ちいいかもしれません。

 和宏さんはフライパンで焼き飯を煽り
Kさんと我々が持ち寄る口福は
いつもと何も変わらない豊かな一時でした。

◆じねんに抱かれる
 お腹が満ちたら眠気がやってきます。
「えい布団を貸しちゃおき」とKさん
床に広げてくれたのは、これ・・・ ^^;
本州の猟仲間にもらったという熊の毛皮でした。

 それは冬暖かく夏は涼しいと言う。
「昔の人が着物にしていたのも解るね」
確かに横になればひんやりと気持ちが良い。
柔らかい毛に覆われた熊たちは
街に住む我々よりずっと快適に過ごしているのかも。
 おやすみなさい