猿板

遊山黒子衆SARUの記録

八田さんの山岳四季 新設道前の厳冬期二ノ鎖〜弥山

冷壁

 自身の記憶は薄いのですが、
網目鉄板・階段が設置される前の廻道は、
人が一人通れる幅の木道でした(だったと思う)。
厳冬期のこの周辺は、3~4mの積雪ですから、
当然この木道は雪に埋もれ使えません。
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 以前ある山ヤさんより
「二ノ鎖の少し東側地点から真上にルートを開き、
三ノ鎖小屋まで行った。」と聞きました。
(単独なら4〜5時間かかると思う。)

 2.17 高校時代から山を始め、
40年強ここに通い続けている山の大先輩より、
「厳冬期の三ノ鎖〜弥山は、
三ノ鎖横の樹林帯を強引に突破して、ここに登ってきた。
年により三ノ鎖が雪で完全に埋まり、その上を登ったことがある。」

 その日、改めて上から三ノ鎖を見下ろしました。
鎖は顔を出していますが、その両側は雪と霧氷の樹々がびっしりと・・・。
「こんな所、ホントに登れるのか?
もし単独で登ったのならば、ハンパじゃありませんヨ。」

 10〜20年前の作品と思いますが
濃いピンク色のモルゲンロードに染まる、
一面雪で覆われた二ノ森の写真を見たことがあります。
その作品をはじめめ、この時代ここまで登って来て、
撮影された山の写真ヤさん達に感謝します。
「すばらしい出会いをありがとうございます。」
 そして
「あんた達は、すごい!!!」