ある日、私はこの山で
大きな夢に出会った。
ー牧野富太郎ー
越知町「横倉山自然の森博物館」を訪ねました。
☆横倉山
横倉山は日本で最も古い地質と言われ、
日本最古の化石を含む石灰岩が主で、
数多くの種類の植物が自生し
故牧野富太郎博士の研究の山としても有名です。
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☆横倉山の地質
横倉山の石灰岩は4億年以上前「シルル紀」に
赤道付近の珊瑚礁でつくられたとのこと。
体験コーナーで化石や岩石に自由に触れる事もでき
大人もけっこう楽しめます。
中でも「クサリサンゴ」の化石は見事でした。
☆牧野富太郎と横倉山
牧野富太郎博士が新種として命名した
「ヨコグラノキ」や「ヨコグラツクバネ」
などの植物やスケッチを見る事が出来ます。
植物年表を見ても
この山で発見された種の多さに驚かされます。
私も山で実際にヨコグラツクバネに逢えた時は
牧野先生を近くに感じ、とても嬉しく思いました。
<ヨコグラツクバネ>
☆再び
見学の後、懐かしさと好奇心で
登山口まで上がってみる事にしました。
頂上まで歩いたのは10年以上前の事です。
<アカガシ>
博物館から車で20分程
越知町の町並みと仁淀川を見下ろしながら、
到着した登山口第二駐車場の小さな空間に、
気がつけば一人ぼっちでした(苦笑)
☆平家の宮
鳥居から苔むした岩に
シダが生い茂る神社への参道
悲運の帝安徳天皇の潜幸伝説。
幻想的で神秘、ロマンに包まれています。
あの日は感じなかった事。
今度は河童と登ろう。
さて、ここに山があります。
何億年かけて南からやってきた
海の底のへんてこりんな山。
たくさんの珍しい種類の木や
草や虫がいる山。
自然って、なんだか懐かしい。
おもしろい。会うと嬉しい。
その自然の中にある博物館。
光・水・風も遊んでいます。
<アオキ>