猿板

遊山黒子衆SARUの記録

眠る柞の森遊山 柞に抱かれ

雪積もる

 万葉人は母なる木々を「ははそ」と読んだ
柞(ははそ)は雑木の類
カエデやナラなど落葉樹の総称です。
◆「柞の森」は「母の守」
 ちちの実の 父の命 ははそ葉の 母の命・・・
                大伴家持
 訪れる度、違う顔を見せてくれる
この柞の森に魅入られて20年が過ぎました。
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 山の標高差は水を生み
水は森を育み、森は生き物を養う。

 木々の落葉は土壌となり

やがて自らも土に還り養分となる。

 その養分は川が海に運び
海の生き物をも育む。
正に森は「母」の役割を果たしています。

◆柞と眠る
 稜線では早起きですが
森の中ではそうはいきません。
地に吸い込まれそうな眠りは深く
いつも寝坊してしまいます。

 稜線からは強い風の音が続いています。
今日は頂に登っても仕方がないようです。
遅い朝食を摂って、帰るとするか。
 今年もこの猿は頂には拘りがないようです(笑)
 Japan beauty 猿板