猿板

遊山黒子衆SARUの記録

八田さんの山岳四季

孤高のカメラマン

<2007北アルプス槍沢紅葉>


 槍沢の紅葉はご覧の写真通り
真紅に染まるナナカマドを前景に
「どっから見ても三角形」の槍ヶ岳
天に向かって聳えています。
日本を代表する山岳風景なのですが
尾根を2つ隔てた涸沢と比べたらガラガラでした。
 blog Rankingへ
(入山日の10/13、横尾分岐で98%の人が
 涸沢に足を向けていました)
その理由は、撮影ポイントが限られ
(ナナカマド帯は、縦200m横30mぐらいの帯状)
かつ、黄色系が少ない。
山小屋及びテント場から少し遠い
(最短で下り約60分)などが考えられます。
また、この先約30分に「山上の別天地“天狗池”」があり
ここは単なる通過点と考える人が多いのでしょう。
ともあれ、自分的には”険しい槍ヶ岳”を
紅葉期に美しく演出させるNO,1は“槍沢”だと確信します。