猿板

遊山黒子衆SARUの記録

2007秋の奥物部遊山 宴のこと

大地に還る

 ゆらぐ炎を見ていると安心感を覚えます。
それは人の遺伝子に組み込まれた
太古の記憶かもしれませんね。
◆お天道様
 「焚き火」は植物が蓄えた
「太陽エネルギー」を取り出す行為。
暖を取り、調理を行い、明かりを得る。
そして放出される二酸化炭素でまた植物が育つ。
循環し、何も減らず、何も増えない。
 地球が数億年かけて地中に封印してきた
二酸化炭素を大量に放出するものとは違います。
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◆炎に向かう
 焚き火で遊ぶときの猿ポイントは
自然繊維の衣服をまとう事。
焚き火から上がる火の粉は
化学繊維には大敵です。(テントなども離しましょうね)

◆御神酒
 八田さんと河童は
四国を代表するアルコール依存「両横綱」(爆
今回運び上げたビールは25本。
その御神酒も冷蔵庫でばっちり冷えています。

◆妖しい時へ
 そしてメインは「きのこ鍋」
今年は気温のせいか収穫が少ないものの
かろうじて珍菌「スッポンダケ」を得ることが出来ました。
(実は食べるまでが強烈ですが・・・。)

 その他いつものヌメリツバタケモドキなど
3人分には十分な量が何とか確保出来ました。

 炎と御神酒とキノコと・・・。
森の妖怪達の妖しい宴が始まりました。
 妖怪の夜は更けて・・・。
◆追記
 畑の草を集め「野焼き」していた年配の方に
通りかかった子供達がこう言ったという話を聞きました。
ダイオキシンが出るからいけない事だ。」

 人が長年行ってきた「焚き火」が
どれほどの環境破壊を起こしたのか。
 何が正しいか解らなくなりそうな
めまぐるしく変化する現代社会で
子供達に正しく伝えることは難しい事かもしれません。