猿板

遊山黒子衆SARUの記録

秋のはじまり三嶺遊山 森でのこと

出発前

 剣山で期待していた
紅葉に出会えなかった河童は
tochikoと共に古巣「三嶺」に望みます。
◆奥物部の森
 かつて土佐藩の「御留山」として管理され
国有林に移管されてからも山深きがゆえ
開発の手から免れ原生状態の森林が生きる
土佐に残された最後の聖域「三嶺自然休養林」
私たちはここに20年近く通い多くのことをこの森から学び
 そしてこのブログも生まれました。
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◆森のこと
 標高1,000mから登り始めます。
この標高では紅葉はまだ早いようで
いつもの林道から見る森はまだ青々としています。

 森にはいると道はカサカサと秋の音をたてます。
紅葉前にも多少は枯れて落葉するのですが
今年は少し多いように感じます。

 そして森も明るくなっていました。
◆キノコのこと
 キノコ狩りと言えば秋がメインですが
雪の下に生える「エノキダケ」など、
一年中それなりに収穫があり
キノコを見れば季節が解るとも言えます。
 【ヌメリツバタケモドキ】
 そして今回生えていたキノコ達は
どれも夏の終わりを告げるものが多く
まだ気温が高く秋が訪れていない事を知りました。
 【ホコリタケ】
 【ヌメリスギタケモドキ】
 ちなみに写真のキノコは優秀な食用菌達です。
  (注:ホコリタケは中の白い幼菌の時のみ)
◆紅葉のこと
 「紅葉」は「新緑」の逆の現象です。
木が冬眠前に「葉緑素」を幹に仕舞い込み
光合成の残りカスである赤や黄色の色素残るもので
それは果実も同じ事ですね。

 その葉緑素の構造は赤血球に似ており
木にとっては大切なものです。
上手くしまい込めないと翌年新たに生み出すため
木にとって負荷が増す事になります。

◆森の主
 そしてこの森には「紅葉の達人」がいます。
tochikoの菩提樹のこの大栃です。
毎年周りの木々が青々としている頃から
季節を読み、いち早く染まり始め
霜が降りる前に紅葉、落葉し眠りにつきます。

 それは数百年生きてきた知恵なのか。
神経のように枝を大きく天に向かって広げ
神と対話の出来る精霊の仕業なのでしょうか。
 木霊の歌が聞こえてきそうです。

 さあ我々も天に近づきますよ。




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