猿板

遊山黒子衆SARUの記録

天狗とお参り遊山 思い出を登る

荷揚げ

◆懐かしい道
 笹ヶ峰への登り初めは
四国に多い植林帯の急登です。
薄暗い常緑林の合間に生える
シロモジなど日陰を好む広葉樹は
秋の訪れを感じたのか
心なしか緑が薄くなった様に感じます。
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 木を横たえたり石を積んで整備した登山道は
その一段一段に懐かしさを覚えます。

◆それぞれの
 高校登山で初めて登った天狗
その頃この森は伐採されたと言います。
「ちょうどこの木は30才なんですね。」

 滑落防止に張ったこの綱は
当時お父さんと結んだもの

 大雨の後にみんなで架けた橋も
当時の姿のままに待っていました。

◆丸山荘に至る道
 「宿」という昔の休憩所跡を過ぎれば
伐採を免れたブナを中心とした自然林が現れ
ここからは気持ちの良い落葉樹の道に変わります。

「何も変わっていませんね」
リョウブやコシアブラが現れ植生が変われば
8合目「丸山荘」が近いことを知ります。

 当時このあたりから薪の香りが漂い始め
クロが迎えに駆け下りて来たものでした。
 photo by kenzo nakazima
 管理人が変わった今はご縁はありませんが
その姿は当時と変わりなく我々を迎えてくれました。
「ただいま帰りました。」

◆スキー場の跡
 丸山荘の上には笹ヶ峰スキー場跡があり
この広い風景で昼食としました。

 もう頂上は目の前です。
昼食と今回第一回目の乾杯!

 お腹も落ち着き草むらに横になれば
その安心感に体が沈み込んでしまいそうです。
どこでも眠れるのが私の特技・・・。
でもこれじゃ「遭難者」ですよね(爆
 photo by 天狗