◆思い出と帰り道
頂上で日が暮れ始め
森に差し込む陽が傾いてきました。
登ったときとはまた違う風景です。
昔、山小屋の手伝いをしていたとき
朝から一日中薪を割って
夕暮れ近く小屋に帰る風景が好きでした。
小屋からはtochikoが作る夕食の香り。
一日の満足というか、とても充実した気分。
残陽に懐かしい思い出が蘇ってきました。
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◆居場所に帰る
ヌル谷に到着。
どうやら日暮れには間に合ったようです。
沢の水で汗を拭き、衣を替えました。
さて森での楽しみが始まります。
薪を集めたき火を熾し
沢で冷えたビールを飲む。
これだけは稜線では中々味わえません。
薪の炎をみている。
心の何処かに安心感が生まれています。
炎を「あて」に飯が炊ける間に
程よく酔いが回ってきたようです。
◆居場所で想う
庶民の文化が早くから開花した
日本の野遊びのはじまりは何だったのか?
それは単純に自然の中にいることを
楽しく感じた事から始まった様に思います。
それは花に感じ、菜に感じ
ふと見上げた頂に登ったり
様々な楽しみがあったのだと思います。
◆遊山は続く
自然と相談しながら好みの格好で
それぞれが自分の居場所に身を置く。
私はたとえそれが同じ山であっても
旬があれば居場所を追い続けていくのでしょう。
そんな遊山には、まだまだ飽きそうにありません。
お休みなさい。