猿板

遊山黒子衆SARUの記録

七夕の夜の遊山 霧の中のこと

霧SARU

雨ニモ負ケズ
 我々四国の妖怪の山行スタイルの基本は
  「いかに快適に過ごすか」
たとえば私の今回の装備は「半パン」に「蓑傘」
(雨が多ければ「サンダル」に変わります)
私は「湿気」は不快に感じませんが
「蒸れ」は嫌いで生死に関わらなければ
極力「レインウエアー」は着用しません。
雨も居直れば「快く」感じるものですよ。           blog Rankingへ
 注:よい子はまねしない方が・・・(tochiko)
◆みずきさん
 今回SARUメンバーは私とtochikoに加え
山泊まり初体験のみずきさんとご一緒しました。
彼女はnet surfingで猿板にたどり着き
体験希望者として飛び込んできました。

 遊山は今回で2回目
前回の遊山で彼女の感性をみて
森で真っ直ぐ育つ「ミズキ」をイメージしたことから
彼女のハンドルネームに提案しました。
山猫含め最近若い新人女性たちが元気な猿板です。

◆The fog
 いつもの林道は深い霧に包まれ
対岸に見える美しい自然林は霧の中。
我々の行く先は霧の中に吸い込まれそうに感じます。

 そして我々を囲むように
木々のシルエットが白い空間に浮かび上がり
幻想的な風景を作っています。

◆残花巡礼
 森の妖精達は春と夏の端境期でしょうか。
ヤマアジサイ」は少々色あせ
「オンツツジ」は落花で迎えてくれました。

 「満開」は期間が短くあわただしく感じますが、
「残花」であればのんびり楽しむことが出来ます。
足の遅い私には、その寂びた風景を愛でるのが
ちょうどいいのかも知れませんね。

◆雨宿りから
 木霊の世界に通じるトンネルに着いた頃
午後のにわか雨に会いましたが
休憩にはいいタイミングでした。

 トンネルを抜ける風は気持ちよく
霧が肌に染みこんでいくように感じます。
 やがて雲に切れ間が見え、夕立が立ち去れば
いよいよ4匹の妖怪は木霊の森に還っていくのです。