猿板

遊山黒子衆SARUの記録

店長筒上山へ行く 神の山へ 結び

信仰の世界へ

◆信仰の賜物
 山中に現れた石垣は
大峰宗石鎚山覚心寺の手箱山根本道場です。
四国の山中でこれほどの石垣は
他に見たことがありません。
私はそこに信仰と言う人々の力を感じ
そしてその信仰がこの原生林を
伐採の手から守ったのだと思います。
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◆神の権現
 その背後に筒上山は鎮座しています。
大峰宗では石鎚山は「男山」で
筒上山は「女山」とされると聞きます。
そのご神体を祭る鳥居に向かう
長い石段が続いています。

◆鎖場
 2つ鳥居をくぐれば
目の前に鎖のある岩場が現れます。
本家石鎚山のものと比べれば短いですが
結構スリリングですよ(笑)

 鎖場を登り切ると眼下に道場があり
その背後は手箱山大権現に続いています。

◆頂を行く
 筒上山の頂に近づき
風景は開放的な笹原に変わります。

 その笹原に点在するコメツツジ
ちょうど花期を迎え
米粒のようなかわいい花を咲かせていました。
 
 また頂上部の強い風により枯れ残った白骨樹も
頂を飾るオブジェのようにも見えます。

 そして今日の一番のスパイスは
天まで抜けそうなこの青空でしょうね。

◆頂に思う
 筒上山は広いなだらかな頂を持ち
それは雲に浮かぶテラスのようです。
さて天空のテラスでお昼にしましょうか。

 私の食事は河童さん達と違ってシンプルです。
それは凝ったものを作る腕がないこともありますが
何よりもこの自然のスパイスを味わい
山の中のonly oneと向かい合いたいと
思っているからでしょうね(笑)

◆今週の湯
 いの町にある「木の香温泉」です。
四国の登山者に人気の高い「寒風山」の麓にあり
山帰りのサウナや緑を眺める露天風呂が人気の温泉です。

 泉質は含鉄ナトリウム塩化物温泉で
さらさらしたお湯が気持ちよく
湯に映る緑が体に染みてくる気がしました。