猿板

遊山黒子衆SARUの記録

「春猿」天狗塚遊山 水のこと

リアガラス

◆変化の時
 冬の眠りからから目覚める春。
町から見上げる山々も日々変化し、
我々含め山屋さんの休日は、
「花」に「山菜」と忙しくなります。
 今回は我々は「山の目覚め」求めて、
「奥物部の森」の西の端にある
「天狗塚」にテントを背負って
魔王、tochikoと帰って来ました。

◆春の新入生
 今回は「猿板体験希望者」
奥物部の森がある高知県香美市出身
「山猫さん」もご一緒しました。
勿論テント泊は初体験です。
初めて背負う寝袋入りザックを
嬉しそうに眺める姿が初々しいですね(笑)

◆水と共に生きる
 清流「物部川」に沿ったR195から
支流「上韮生川」に別れ旧物部村に入ります。
上流部にまとまった自然林を持つこの地域では
水と人が作る美しい風景に出会うことが出来ます。

◆水辺を歩く
 三嶺高知県側登山口でもある
「光石登山口」から歩き始めます。

 しばらくは渓谷沿いの道となり、
登山口付近はちょうど新緑の盛りでした。
明るい風景の中、小さな支流を
右に左に渡渉しながら進みます。

◆水面に映る
 木々が若葉を生むには水が必要で
今年は雪が少なく心配していましたが、
西熊の森は蓄えた「命の水」を沢に流していました。

 その水をごくごく呑んで
木々が生んだ若葉は日の光を透し
水面を緑に染めていました。

 さあ、この渡渉の後は暫し沢から離れます。
荷物を下ろし冷たい水で汗を拭こうかな。

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