猿板

遊山黒子衆SARUの記録

「春猿」神隠し遊山 後編

渡る

◆分け入る
 今回のポイントは、
登山道から外れたところにある
沢に沿いに入り込んだ秘密の場所です。
沢に架かる小さい橋をこわごわ渡り、
木の根や幹を掴み必死ではい上がり(笑)
子供達はがんばりましたよ。

◆タラダイス
 我々がタラダイスと名付けたこの場所は、
実は避難小屋建設の資材運搬のために
旧営林署が森林を伐採した跡にあり、
日当たりが良くなったせいで
かつてはタラが無尽蔵に生えていました。

 しかし森の再生の課程で
タラはその役割を終えたのか、
それとも土石流などの天災が発生したのか、
今年はタラの影も形もありませんでした。

◆野遊び
 でも遊び相手は山菜だけではありません。
たとえばこの「サワグルミ」です。
特に若い木は低いところから枝を出し、
「木登り」にはもってこいです。

 「木登りは、やられんがやき」などと言いながらも、
子供達は嬉々として木にしがみつきますが、
やっぱり大人のふりをした子供の方が上手なようです。

◆野宴
 タラダイスでの収穫がありませんが、
林道で少々頂いています。
子供たちはもちろん初体験でした。

 自分の手で取った山菜を
その場で料理して頂く

「いただきま〜す。うんっ美味しい!」

 「天つゆ」より「塩」の方が美味しいと言う。

おっと、大人だねぇ(笑)

◆大切なもの
自然を肌で感じ、味わい、
その恵みに感謝する。

「美しいものを美しいと思う美しい心」を育てるには
子供の頃の体験がとても大切だと思います。
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