猿板

遊山黒子衆SARUの記録

「春猿」太平洋独り占め

南嶺

◆家から歩く
 自宅から見る「南嶺」の木々も、
新緑に輝いてきましたよ。
 高知市は北には1,000mを越える「北山山群」と
南には太平洋と隔てるように横たわる、
「南嶺」と呼ばれる、
二つの山並みに挟まれています。

 よっし、今日は天気もいいし、
家から歩いて南嶺の森を登り、
鷲尾山の天辺から太平洋を眺めに行ってみるか!

◆南国の森
 温暖な高知市近郊の森林は
シイやカシなど、
南方系の落葉常緑樹が中心になります。

 その木々は春に葉を更新するため、
この時期の森は一気に新緑に輝きます。

 しかし一年中葉を持ち、
日光が十分地面に届かないため、
林下は日陰が多く植生も限られてきます。

◆先人の知恵
 土佐では「椎が沢山咲く年は大雨が降る」と言われ、
98年の高知市が水没した大雨の春は
シイ達の大開花がありました。

 自然と共に暮らしてきた
先人の知恵は侮れないと思います。
 でも今年はどうも平年並みのようですよ。

◆故郷はいい
 家から2時間。
植林やシイ達の森を抜け
鷲尾山の広い頂上に着けば、

目の前にドーンと太平洋が広がります。
そしてどうも貸しきりのようですよ。

 しっかし我が故郷は良いと思います。
だって山があって海がありますもの。
 私はそんな土佐が大好きです!
このでっかい海に「カンパ〜イ!」

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